屋久島で台風をやり過ごし、内之浦で熱帯低気圧による風と大雨もやり過ごして、曇り空の中を出港。
内之浦の湾を抜けて1時間ほど経ち、志布志湾を横断している時に、スマートフォンに緊急速報のアラームが鳴り響きます。
何事かと思って見たら、フィリピン付近で大地震があったらしく、日本の太平洋沿岸全域に津波注意報が発令されたとのこと。
僕が向かっているのは宮崎県日南市の油津港。宮崎県への津波到達予想時刻は12時頃、津波の高さは最大で1mとのこと。
僕の航海計画では油津に12時頃着岸予定で、現在時刻9時半です。
まだ時間はあるのでとりあえず油津に向けて進みます。
油津にだいぶ近づいたころ、海上保安庁の船が南側に船首を向けて待機しています。近くにいくつかの港がありますが、漁船などは2隻ほどが遠くにいるくらいです。
津波の場合、港にいるよりも沖の方が安全だと聞いていたので、海上保安庁の船の近くで同じように南側を向いて待機することにしました。
津波到達予想時刻の12時を回りましたが、いつものうねりと変わらず、津波がきたのかどうか全くわかりません。
13時頃、海上保安庁の船が引き上げて行くのを見届けて、油津港に入港。港内は特に変わった様子もなく、岸壁に着岸。
しばらく様子を見ていましたが、特に変化もなく、その後津波注意報が解除され、事なきを得ました。

この日は津波注意報のこともあり、お昼ご飯を食べるタイミングを逃していたため、奄美へ行く時に立ち寄った居酒屋へオープンと同時に入りました。
しばらくしてから別のお客さんが一人で来て、その方に「ヨットですか?」と突然聞かれました。
その方もヨット乗りで、僕の腕の焼け方がヨット乗りの焼け方だったので声をかけたそうです。
彼はこれから沖縄まで初めて行くとのことで、僕のトカラ列島の体験談などを話したりして、ヨット談義で盛り上がりました。